
2010.02.12
スイス・アルレスハイムに拠点を置き、医薬品・総合自然化粧品を製造・販売するヴェレダ社は、長年にわたり、生物多様性の保全、持続可能な利用、公正な利益配分への自主的な取り組を進めてきました。この三つは、ヴェレダ社の生物多様性保全活動における企業目標の中核を担うものでもあります。
まず、種の保全と持続可能な資源利用を実施するために、ヴェレダ社は「資源利用を通じた保全」という概念を追求しています。つまり、基準を設定して野生植物の収穫を管理すことで、植物種を脅威にさらすのではなく、むしろ、野生植物の保護し成長を助けることへ貢献できるというものです。ルーマニアのカルパート山脈に分布するアルニカという薬草を採取・利用する際には、同時に自然への影響の研究も行い、野生植物の管理に役立てています。
また、公正な利益分配に関しては、ドイツ開発援助サービス(ded)やトレークロップス社と協力しながら、マラウィなどの発展途上国における生産者・生産物購入者間での公正な取引を行うためのガイドラインを作成しました。このガイドラインを通じ、公正な価格による買取を実施し、地域コミュニティのインフラ整備資金確保に貢献しています。
医薬品や化粧品を扱うヴェレダ社にとって、もっとも重要な基準は、公正な取引とエコ品質です。トルコ・イスパルタにあるバラの蒸留を行うセバート社とパートナーシップを結ぶことで、セバート社には香水ローズアブソリュの買取保証を行い、セバート社からは安定した品質での香水供給を実現しています。バラ栽培農家は安定した収入を得ることができ、また、環境には有機農法による負荷の低い生産を行っています。このように、環境、生産者、生産過程、ヴェレダ社など、関わっている全てに対して有益な結果となっているのです。
●Weleda社ホームページ
→http://www.weleda.com/
●Weleda社の生物多様性への取り組み(イニシアティブサイト内、英語):
→http://www.business-and-biodiversity.de/en/the-good-companies/weleda-ag.html
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