日本の森・里・海
田んぼには1000種類の生きものが住んでいます。その生きものを食べるために渡ってくる鳥たちが糞を落とし、微生物が育ち、みみずが土を肥やすのです。害虫を食べる蜘蛛が居てその蜘蛛を食べる蛙がいます。しかし絶妙にそのバランスの中で 私たち人間がその恵みを頂いたいるのです。しかし今、日本も絶滅の加速が進むホットスポット」なのです。
命のつながり、想像してみて下さい。

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いのちの水(5'56'')

普段何気なく使っている水について考えたこと、ありますか?

著作者:Green TV Japan

アースキーパー

竹村広太郎さん
日本の元・国土交通官僚、元・国土交通省河川局長。
現在は、財団法人リバーフロント整備センター理事長、日本水フォーラム代表理事・事務局長を務める。専門は、土木工学(特に河川)。博士(工学)。
著書には『日本文明の謎を解く―21世紀を考えるヒント』(清流出版) や『土地の文明 地形とデータで日本の都市の謎を解く』(PHP研究所) がある。

いのちの水

2009.08.28

皆さんバーチャルウォーター(仮想水)という概念はご存知でしょうか?
普段、私たちが口にしている野菜や肉、そして衣類から木材に至るまで全て生産するときには、大量の水を使用しています。つまり私たちがこれらを購入することは、その生産に費やした水資源も間接的に購入したことになります。仮想水はこの水のことを言います。

日本は食料自給率40%の国で、多くは輸入産物に頼って経済を支えているのが現状です。それは、日本が他国から輸入をすればするほど、輸出国の水が大量に消費され、その国の人々が水不足に陥ったり、環境が悪化したりすることに繋がって行くことを意味します。

そんな現在の日本の水資源のあり方を考えるため、東京へ水を供給している荒川の源流地、埼玉県秩父市で、ものづくり生命文明機構によるシンポジウムが開催されました。
秩父は江戸へ木材を供給していた重要な土地。その木材の運搬に利用されていた荒川。江戸時代は水(川)が、生活用水だけでなく運搬のための航路としても、機能する重要なものだったわけですね。

そんな秩父には、修験道の開祖が水の神様を祀った今宮神社があります。ここには、秩父のシンボルとも言える武甲山からの伏流水が数百年の時を経て、神社へ湧き出しており、その水を求めて訪ね来る方達も多いようです。ここの宮司の塩谷さんは、水の大切さを今宮神社に来て、感じ取ってほしいと語っています。今の私たちの生活は、あまりにも簡単に水が手に入る環境であるがゆえに、必要以上に水を大量消費している感覚さえも失っているのではないでしょうか。

しかし、シンポジウムで講演された日本水フォーラム代表理事 竹村さんは、水を含めた物質を循環させるモデルを作り上げる技術と能力が日本人にはある。日本がモデルを作れば、世界に良いお手本を提示できると語っています。
日本には元々循環型社会であった里地里山というものがありました。今の私たちにも、そういった社会が作れるようなDNAが受け継がれているのかもしれませんね。
本コンテンツをご覧になった方に、そんなことを感じてもらえたら、と思います。


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