日本の森・里・海
田んぼには1000種類の生きものが住んでいます。その生きものを食べるために渡ってくる鳥たちが糞を落とし、微生物が育ち、みみずが土を肥やすのです。害虫を食べる蜘蛛が居てその蜘蛛を食べる蛙がいます。しかし絶妙にそのバランスの中で 私たち人間がその恵みを頂いたいるのです。しかし今、日本も絶滅の加速が進むホットスポット」なのです。
命のつながり、想像してみて下さい。

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身近な自然の中に生きる外来種(5'29'')

西武信用金庫の第1回エコ定期預金助成先となる生態工房の活動を紹介します。

著作者:Green TV Japan

アースキーパー

生態工房
生態工房は1998年設立されて以来、都立光が丘公園バードサンクチュアリでの施設運営・植生管理・外来種管理等の受託や自主活動を通して知見の蓄積に努めている。自然環境の保全・復元、環境学習、人材育成のための調査研究・企画・実施などに取り組むNPO団体。
http://www.eco-works.gr.jp/index.html

身近な自然の中に生きる外来種

2009.08.30

私たちは、1998年の発足以来、「都市公園」という市民にとって最も身近な緑地を舞台に、カミツキガメやミシシッピアカミミガメ(ミドリガメと呼ばれて販売されているカメ)、ウシガエルなどの水生外来生物を対象に、外来生物問題に取り組み、調査・駆除活動を続けてきました。日本の生きものを食べてしまったり、生活に必要な食べものや場所を奪ってしまったり、外来生物は水の中という目に見えない場所で、在来の生態系に大きな影響を与えています。

カミツキガメやアカミミガメは、本来の生息地では、ワニやイタチ、アライグマなど、たくさんの天敵に囲まれながら、「食う、食われる」の両方の立場をまっとうし、その地域の生態系を構成する大切な一員として君臨してきました。天敵に捕食されながらも子孫をつないでいくために、彼らは日本のカメに比べてたくさんの卵を産みます。一方、日本の川や池には、身体も小さく性質も穏やかなニホンイシガメ(日本固有種)が、長い間生態系の頂点に立ちながら、その命をつないできました。日本では、ある程度成長したカメを食べる生きものはいないので、日本のカメは多くの卵を産む必要はないようです。一言でカメと言っても、生息する地域によって、進化してきた道筋も、担う役割も違うのです。

カミツキガメやアカミミガメは、ペットとして販売するためにアメリカから輸入されています。買われても大きくなったら棄てられる、たくさん卵を産んで天敵がいないからすぐ増える、日本の生きものに被害を与えて駆除される...。本当の「被害者」と「加害者」は一体誰なのでしょうか?
 ペット動物の輸入や販売には、今後強い規制が必要になるでしょう。しかし、ある種に規制がかけられても、すぐにそれに代わる代用品を用意するのがペット業界です。やはり飼育をする側に、「知らずに買わない(飼わない)」「飼ったら棄てない(放さない)」ということをしっかりと理解してもらうことが、外来生物問題の解決に取り組むためには、欠くことの出来ない対策なのです。

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シンクマイライフ

外来種のペットを飼いきれなくなり、自然界に捨ててしまう人が後を絶ちません。捨てられた生きものは、そこにもともとあった生態系に影響を及ぼします。ペットを飼うときには、将来を見据えて、自分たちの飼うペットに責任を持ってもらいたいと思います。外来種とペットの問題を考えてみませんか?

筆者

栗原七保子(くりはら・なほこ)

東京生まれ。(株)よみうりランド海水水族館にてカリフォルニアアシカの飼育調教部門、横浜市立よこはま動物園にて環境教育部門などを担当した後、東京コミュニケーションアート専門学校にて非常勤講師を務め、現在に至る。人と野生動物の間に起こる様々な軋轢を避けるためには、自然や野生動物に対する人の理解が大切と考え、解説やプログラムの実施に力を注いでいる。

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