日本の森・里・海
田んぼには1000種類の生きものが住んでいます。その生きものを食べるために渡ってくる鳥たちが糞を落とし、微生物が育ち、みみずが土を肥やすのです。害虫を食べる蜘蛛が居てその蜘蛛を食べる蛙がいます。しかし絶妙にそのバランスの中で 私たち人間がその恵みを頂いたいるのです。しかし今、日本も絶滅の加速が進むホットスポット」なのです。
命のつながり、想像してみて下さい。

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ムービータイトル

森で生きる名人Ⅰ(4:44)

"森の聞き書き甲子園"で出逢った杉の種採り名人杉本さんと、高校生の代田さん。杉の種採り映像もご覧下さい。

著作者:green.tv japan

アースキーパー

森の"聞き書き甲子園"実行委員会
「森の“聞き書き甲子園”」は、林野庁・文部科学省・社団法人国土緑化推進機構・NPO法人共存の森ネットワークの4者からなる 実行委員会が実施するプロジェクトで、毎年、日本全国から選ばれた100人の高校生が参加し、本年度で第8回目を迎える。
「聞き書き」を通じて、高校生は、森と関わる知恵や技術を学ぶとともに、「森の名手・名人」の人生そのものに触れることができる。
http://www.foxfire-japan.com/

森で生きる名人Ⅰ

2009.08.30

100nenmori.jpg「森の聞き書き甲子園」は、毎年100人の高校生が「森の名手・名人」100人を訪ね、その知恵や技術、ものの考え方や人となりを「聞き書き」する活動です。林野庁、文部科学省、社団法人国土緑化推進機構と当NPOが主催し、今年で8年目を迎えました。

毎年、選定される「森の名手・名人」は、造林手、炭焼き、木地師など、長年、森と関わりながら仕事をしてきたエキスパート。一方、「聞き書き」する高校生の多くは都会育ちの平成生まれです。環境も世代も異なる二人が、「聞き書き」を通じて出会います。
長年、スギの枝打ちをしてきた名人は高校生に言いました。「手入れした山さ見に行くときは、彼女さ面会に行くって、どこからともなくそういう言葉使って、山さ歩いている」。
人工林は、植樹した苗が育つにつれて、下草刈りや除伐、ツル伐り、枝打ちなどを行わなければなりません。人が手を入れることによって、林内に太陽の光が差し込み、木々はのびのびと育ちます。一方、人の手が入らないまま放置された人工林は暗く下草も生えず、雨が降るたびに表土が流れ出します。人工的に作った林を人が放置してしまうと、様々な生き物を育む環境も壊されてしまうのです。

今、私たちが住む都会には、コンクリートのビルが立ち並び、プラスチックや金属製品が溢れています。豊かで便利な暮らしを求めてきた結果、私たちの暮らしは森からかけ離れてしまいました。その結果、林業が産業として成り立たず、後継者も少ないという現実があります。
それでも名人は、今日も山に通っています。目先のことではなく100年先の森のこと、子や孫の世代のことを考えるからこそ、今、自分が手を抜くことができないのです。
そんな名人の生き方にふれた高校生たちは、これから先、どんな生き方をするのでしょうか。未来を担う彼らが、森と人の暮らしをつなぐ新しい社会を築いてくれることを願ってやみません。

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シンクマイライフ

この"森の聞き書き甲子園"を通じて、森と人との"つながり"を取り戻し、共に生かされ、生きていく社会を目指し、次代を担う高校生がいます。これは、明るい未来の兆しです。ひとりでも多くの人がこうした活動に積極的に参加し、森の尊さを学び共存の道を模索することで、森の生物多様性もまた、次世代に残していけるのではないでしょうか。

筆者

吉野奈保子(よしの・なほこ)

NPO法人共存の森ネットワーク事務局長

1965年、東京生まれ。NPO法人共存の森ネットワーク事務局長。次代を担う若者たちとともに、森と人、人と地域をつなぐ活動を展開。毎年、高校生100人が「森の名手・名人」を聞き書きする「森の聞き書き甲子園」実行委員会事務局を兼務。

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