日本の森・里・海
田んぼには1000種類の生きものが住んでいます。その生きものを食べるために渡ってくる鳥たちが糞を落とし、微生物が育ち、みみずが土を肥やすのです。害虫を食べる蜘蛛が居てその蜘蛛を食べる蛙がいます。しかし絶妙にそのバランスの中で 私たち人間がその恵みを頂いたいるのです。しかし今、日本も絶滅の加速が進むホットスポット」なのです。
命のつながり、想像してみて下さい。

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森から学ぶ~小さないのちのはじまり

著作者:Green TV Japan

アースキーパー

有澤浩さん
1936年富良野生まれ。東京大学北海道演習林の動物研究室に勤務し、助手を経て97年の退官まで野生動物の観察を続ける。北海道の森のシンボル、クマゲラの生態については第一人者。著書には「生けるもののふるさと森林」や「クマゲラの森」などがあり、環境大臣・北海道知事表彰も受彰。
現在も富良野に在住し、森林生物研究所の主任を務める。

森から学ぶ~小さないのちのはじまり

2009.10.28

都会での生活は、自然とはかけ離れた世界のように思います。しかし、私たちの心のどこかには、「自然に帰りたい、森に帰りたい」という想いが潜んでいるのではないでしょうか? そんな思いを胸に、Green TVスタッフは北海道富良野の森に入ってきました。

この映像では、富良野に生まれ、現在森林生物研究所の主宰を務める有澤浩さんに、富良野の森で古代より繰り返され森を形成してきた'倒木更新'について伺いました。
さて、皆さんは'倒木更新'という言葉をご存知でしたか?毎年秋になるとたくさんのマツボックリが落ちてきますが、そのマツボックリひとつひとつに、実は150から200個の種潜んでいるのです。しかし、こうした種子が地面に落ちただけでは、芽は出てきません。そこで、重要なのが'倒木更新'なのです。
エゾマツやトドマツは幼少の頃、土壌中の菌類と共生しなければならない仕組みを持っています。その共生関係にある土壌菌の一種が地上では他の菌と競争関係にあるため、十分にはびこることができません。一方、腐った倒木の上では他の雑菌が生育せず、この共生菌が繁殖できる環境があります。しかし、倒れたばかりの木に、種は根付きません。十数年たって初めて、腐った倒木にコケが生え、共生菌が育ち、種が生育する環境が整います。倒木についた種子が成長していく過程で、一本の倒木に苗木は三千~四千本育つといわれています。しかし、この苗木が成長していく中で種間での生存競争が発生し、最終的に倒木の上に整列して育つのは、たったの10本程度の針葉樹です。こうしたサイクルが250年から300年かけて繰り返され、今の森を形成しています。

私たちが普段の生活では、決して目にすることのない'生命の息吹'が、この森でみることができます。こうしたドラマは、自然生態系の中で繰り返される奇跡ともいえる現象です。

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シンクマイライフ

時間に追われる現代の生活から少し足を止めて、
あなたの近くにある森に足を運んでみてください。
そこにはたくさんの「生命のドラマ」があるでしょう。

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