森のいきもの
私たちの日常で使用する「紙」を無駄に使用することが森のいきものの命を消滅させています。私たち消費者が地域・経済的に持続可能な形で生産された木材製品を購入することで森で生きる動物たちのいのちを繋いでいけるのです。命のつながり、想像してみて下さい。

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ムービータイトル

野生の世界は野生のままに(9'27'')

著作者:JWCS

アースキーパー

JWCS(野生生物保全論研究会)
JWCSは、野生生物の保全を第一に掲げ、野生生物を保全することを目的とするNPO法人。人間と野生生物との共存関係をつくり、それによって人間の自然環境を守りつつ、人間にとって「自然」な「社会化された自然」を意識的に構築し、新しい文化形態の確立を目指す。現在、野生生物と共存する社会のために、野生生物犯罪・ワシントン条約プロジェクト・生息地支援プロジェクト・保全教育プロジェクトの3つのプロジェクトとそれを支える理論を構築する理論研究会を展開している。

野生の世界は野生のままに

2009.08.28

tora-credit.JPGなぜトラやゾウを守らなければならないのでしょうか。最大の肉食動物の1つであり食物連鎖のトップに立つトラは、餌となる多くの草食動物を追いかけて移動するため広範囲の生息地が必要です。トラがいることは豊かで多様な野生の世界を保つことを意味します。


地上最大の草食動物で巨体を維持するために草や木の皮、木の実を1日100㎏以上も食べるゾウも、移動するために広大な生息地が必要です。 5トンの巨体を持つゾウは、木々を倒して移動することで、うっそうとした森に太陽が差し込み下草に光が届きます。ゾウにしか食べられない硬い木の実を食べた後、その種がゾウのフンと一緒に広い範囲に撒かれ、やがて芽が出て森を育てます。広い野生の世界が必要なトラとゾウは、彼らを守ることで森やそこに依存している様々な動植物を守り、結果として広い地域の多様性を守ることにつながっています。

しかし、そのトラもゾウも今、絶滅の危機にあります。

zou-credit.JPGトラやゾウが絶滅しても遠い日本に住む私たちに影響はないと思われるかもしれませんが、地球環境としてみたときに温暖化を防ぐためにも、CO2を吸収してくれる森林の存在が人間にとってもいかに重要かは言うまでもありません。環境問題は1国では解決できず地球規模で見ることが大切です。さらに日本人としてみた場合でも、実際、密猟や生息地破壊に日本は多いにかかわっているのですから、日本もトラやゾウを守ることを考えなければなりません。

トラもゾウもその地域の生態系の傘となる動物といえます。大きく広げた傘の下にいる、ありとあらゆる動植物が健全に暮らしていける環境を守る重要な役割を担っています。
失ってからその価値がわかっても、人間が多様性を作り出すことはできません。かけがえのない野生の世界を守って残すことが、豊かな地球環境を守ることにつながるのです。

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シンクマイライフ

トラは100年前は10万頭いたのにも関わらず、現在では5000頭以下!アフリカゾウは10年間で半分に減ってしまったそうです。主な原因としては、森林伐採による生息地の減少。そして毛皮、象牙をとるための密猟。さらに気候変動の影響による生態系の変化などがあるようです。いずれも私たちの生活の影響によるものばかりです。私たちにできる身近な手段として、保護活動を実践している団体に寄付をするという方法があります。現場に赴くことができない私たちが身近に実践せきるアクションの一つではないでしょうか。

筆者

戸川久美(トガワ・クミ)

「トラ・ゾウ保護基金(JTEF)」理事長

JWCS(NPO法人 野生生物保全論研究会)の1プロジェクトとして12年間、日本で寄付を集め現地での支援活動を継続。活動をより強化する為に新たなNPOとして11月よりJWCSから独立し、現地パートナーとの協力で絶滅の危機にあるトラやゾウの保護活動を行う。トラ・ゾウ保護基金(Japan Tiger and Elephant Fund, JTEF) NPO法人申請中。

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