森のいきもの
私たちの日常で使用する「紙」を無駄に使用することが森のいきものの命を消滅させています。私たち消費者が地域・経済的に持続可能な形で生産された木材製品を購入することで森で生きる動物たちのいのちを繋いでいけるのです。命のつながり、想像してみて下さい。

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ムービータイトル

生命輝くボルネオの森を守るために(5'27'')

著作者:green.tv japan

アースキーパー

FoE (Friends of the Earth)
FoEは、1971年に米国の環境運動家、デビッド・ブラウアー氏の呼びかけに応じた欧州と米国のNGOにより創設された、地球規模での環境問題に取り組む国際環境NGO団体で、現在世界77カ国200万人のサポーターに支えられている。
日本では1980年からFoE Japan が活動を始め、この地球で生きるすべての者たちが共存し、公平で心豊かに暮らせる社会をめざし、気候変動や森林破壊、途上国の開発援助などの問題に取り組んでいる。
http://www.foejapan.org/

生命輝くボルネオの森を守るために

2009.08.28

ボルネオの森と私たちの生活。この間をつなぐものの一つに私たちの身の回りにある「木材製品」があります。ボルネオの森に由来する身の回りの木材製品とは何でしょう?

その多くは丸太を大根のように桂向きしたものを数枚張り合わせた「合板」や、丸太から板材などを切り出した後に残った木材や元々細くて板材にならない丸太などを粉々にして、接着剤で固めた「繊維版」として、住宅の壁や床、家具、コンクリートを成型する際の型枠などに使用されています。時には紙の原料になることもあります。

これまでは、日本のような消費国における際限ない利用が大きな需要圧力となって生産者の無秩序な森林伐採を助長し、豊かな森が貧弱な森に姿を変え、その後、貧弱な森が格好の農地候補地として更地にされ、オイルパームや産業植林地に変わっていく、といったサイクルでボルネオの森は消失してきました。

そのような木材について私たちはどうすればよいのでしょう。「買わない=ボイコット」といった極端な方法では、問題は別な購買者-例えば新興国である中国やインドに問題が転嫁されるだけで、問題解決の糸口にはなりません。実は「きちんと選ぶ」、「よいものだけを選ぶ」、「よいものがないか聞く」ことによって森の助けになることができます。

それは、例えば「森林認証」という制度によってお墨付きの付いている製品を選ぶことです。例えば「原産地証明」という第三者によってその原料の出所がはっきりしている「顔の見える木材」を選ぶことです。これらの木材・木材製品は、選ばれること/売れることによって市場価値が高まり、その利益が森に還元されます。

国際環境NGO FoE Japanでは、そのような「伐採地の森林環境や地域社会に配慮した木材・木材製品」のことを「フェアウッド(FairWood)」と名付けて、普及・啓発に取り組んでいます。

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シンクマイライフ

私たちの生活がどういったもので支えられているのか、それを考えてみてください。たとえ、私たちが直接手を下しているわけではなくても、日常生活の中でパームオイルとそれを使った製品を使えば使うほど、ボルネオなどの熱帯林が減少し、オランウータンをはじめ多くの野生動物が住み処を奪われています。私たちの購入する製品がどのように生産され、流通しているのかをちゃんと理解し、持続的に使っていくことという'責任のある消費'を心がけたら、救われる命がたくさんあるのではないでしょうか?

筆者

三柴 淳一(みしば・じゅんいち)

国際環境NGO FoE Japanスタッフ(森林担当)

主に熱帯地域の森林・林業セクターの調査や熱帯地域のコミュニティ林業との産直木材貿易プロジェクトに従事。

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