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海の動物たちの悲鳴~軍事ソナーの影響(5'15'')
軍事用ソナーによる海洋生物への影響に迫る映像クリップ。世界各国でクジラやイルカなどの海洋生物が死んでいる。日本も例 外ではない。
著作者:2008 NRDC
NRDC
NRDCは、1970年にアメリカで設立された環境活動団体で、300人以上の法律家や科学者、制作のエキスパートをはじめとした120万人の会員と共に、法律や科学を駆使し、地球上の野生生物とその生育環境の保全、さらに全ての生きものに安全で健全な環境を提供するために活動している。アメリカでは、トップ100の有数な寄付先として多くの支持を集めている。
http://www.nrdc.org/
2009.08.29
今回はちょっとだけ見るのがつらいけれど「これは知らなければ」と思った問題がテーマ。それは、ソナーの問題。ソナーとは、音波を使って水中の物体を探知する機械で、20世紀初頭から開発が進められ、現在は漁船や軍艦で使われています。
この映像で問題しているのは、海軍などが使っている軍事用ソナー。番組を制作したアメリカに本部を置く動物・自然保護団体NRDCによると、軍事用ソナーはクジラやイルカなどの海洋生物を傷つけ、時には死に至らしめる可能性があると科学者が言及しており、既に多くの事例が出ています。映像にはアメリカのワシントン州やカリフォルニア州の沿岸、ハワイ、ギリシア、ブラジル、そして日本の事例も入っています。多くの例で、クジラなイルカは脳や耳の周辺に血を流し、死んでいるとのこと。
軍事用ソナーがどのように傷つけるかについては、すべて科学的に究明されているわけではないのですが、最も大きな原因は、ソナーの発する音波。235デシベルの音波が何百、何千キロも先まで届き、同じように音波によってコミュニケーションを取っているクジラやイルカにストレスを与え、ひどい場合は死に至らしめるのです。また、現在明らかな影響が出ているのはクジラが最も多いのですが、魚などにも影響している可能性もあります。
NRDCは、この問題について「軍事用ソナーは一切禁止」というわけではなく、クジラやイルカの移動場所を避けるなどの安全確認をおこなったうえで使用するよう求めています。ここ数年、活動の成果が出ており、2006年には海軍がNRDCからの提案に応えるかたちで、環境への影響をレポートにしました。2008年の始めにはカリフォルニア州の連邦裁判所で、海軍のソナーの使用の際には安全基準を満たしている場所でおこなうという判決が出ました。
なぜ軍事用ソナーがよくないのか、その影響はどんなものか、知らない方も多いと思います。しかし、決して他人事ではないのです。日本の事例も挙げられています。まだまだ世の中には、私たちが気づかないところで、野生生物たちが傷ついているのです。そうした現状を把握し、学ぶことから、脅威的な生物多様性の損失も食い止めることができるも知れませんね。
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小さな海の生きものが全ていなくなったら・・ 命のつながり、想像してみて下さい。